僕だけの光*・゜゚

好きなことを好きなだけ。

その女

 

 

 

「やばい…始まってしまった…」

 

 

そう思ってからは秒だった。

その日のうちにTwitterの乃木坂用のアカウントも乃木坂Mobileも登録し、755も再登録。

ヲタクって動き出したら早いんですよねぇ…。

もうこの時点で“坂をのぼり始めた”っていう表現よりも“坂を駆け上り始めた”って感じ。

 

 

 

私が惹かれた“能條愛未”って一体どんな人なんだろ…

このどんどんと過去の情報を集めていくのがめちゃくちゃ楽しいんだよねぇ。

全アイドルヲタクの皆さんが共感してくれるはず。

YouTubeを隈なく漁ったり、画像をただただ集めて眺めたり、Twitterやブログで人のレポを読んだり、過去の個人PVそしてライブ映像をひたすら見るの。

そうやって推しメンがどんどん好きになって、どんどん乃木坂46が大好きになった。

 

 

 

 

行動が予測できないよ

始めはバラエティで活躍する彼女が面白くて愛おしくて気になっていた。

やはり過去のバラエティの動画を漁っても絶対と言っていいほどアイドルとは思えないいじられ方やキャラをやっていて…

 

 

でも私は内心驚いていた。

会って話した時の“能條愛未”と画面の中にいる彼女は全く違うから。

それは普段送られてくるモバメでも驚かされた。

 

  • 甘々な語尾(にゃーとか❤️多めとか)
  • まさかの一人称が名前ということにプラスして自分のことを「あみたむ」
  • とにかくゆるい
  • ペットかご飯か自撮りかみたいなとこある
  • たまに来るめちゃくちゃ熱い文

 

(いたって真面目に良いところあげた)

バラエティで見る能條愛未さんから想像つかなくないですか?

普段からお笑いを求めてるというか小学校2年生ぐらいのテンションな方なのかと思ってました。(とってもいい意味で)

 

そんなギャップにまた心が持ってかれた。

 

 

女子力高めの猫

よくメンバーのインタビューで能條さんについて話す時に「あみはめちゃくちゃ女の子」このワードが出てくる。

私たちファンは「そうそうそう!」ってめちゃくちゃうなづくと思う。

 

モバメでお気に入りのルージュやヘアミスト、その他コスメとか色々教えてくれた。

 

乃木坂ってみなさんご存知の通り、女の子からの人気が高いじゃないですか?

でもそのイメージって主にモデルをやってる子で女の子が目に触れる場にいるからで。

私の勝手なイメージでは能條さんって割とおじさま方に人気があるんだと思ってました。

 

 

実際は女性ファンも多い。

 

 

ある時能條さんに

「どうやったら女子力あがる?」

って聞いたんです。

そしたら、

『ねぇ、あみも女子力ないから聞かないで?(真顔)』

って言われたんです。笑

無意識でした、この人。

 

 

かと思いきや、話すことをぶった切って恋人繋ぎに手を組み直して顔近づけてきたりするんです…

 

 

『可愛い〜〜はあ〜〜照れてる〜〜』

 

みたいに弄ばれて、しまいには

 

『はい、一本釣りでーす!』

 

 

え、何?素なの?意識的なの?

多分能條推しの人ってドMが多いと思う。笑

 

彼女のこの予測できない行動とアイドルとしてのキャラの振り幅が追いかけていて楽しくてたまらない。

気づけば夢中になって彼女に振り回されることを楽しんでいた。

 

ぶりっ子をしすぎてとか、あまりに目に見えた釣りでっていう場合のアイドルって女の子ウケってそんなに良くないイメージだけど、

多分彼女は全てが“素”なんだと思う。

自由で気まぐれで猫のような

その自然な姿にやられる。

そしてビジネス要素というか誰でもというわけではなく、「対人」というところで自分のことを好きな人を喜ばせる天才だと思う。

 

 

 

今の距離感心地いい普通で楽なんだ

 

ファンとの心の距離の近さも“能條愛未”の魅力の一つだなぁと感じることも多い。

 

 

ものすごい人見知りで有名な能條さんですが、実際は心の距離の縮め方はものすごくうまいと思う。

もちろん、これは“ファン”からの視点で。

握手会では決して器用ではないけれど返す言葉一つ一つが感情がストレートに伝わってくる。

ここで文にしてしまうとなかなか伝わりづらいから難しいんだけど。笑

アイドルと話す時ってどこか一線を置いてというか「うわぁ…有名人と話してる…」ってなりません?

接触する機会がある限り券を積めば心の距離も自然と縮むのかもしれませんが…

私は好きすぎるが故にどれだけ券を買っても毎回緊張していたんです。推しメンから『いい加減慣れて?』って笑われるぐらい。笑

でも話していくうちにそういう緊張さえも解けていく魔法の空間があって。

友達だと錯覚させられるような。

 

 

でもそれって今の時期になって気がついたんですけど能條さんの謙虚さというか自信のなさというかそういうところから来てるのかなと思いました。

 

よく能條さんは

『こんな人間なんかを好きになってくれてありがとう。』

って言うんですよ。

 

からしたらそんなこと言わないでほしい。

“こんな”なんて絶対に思わない。

私の好きな人をそんな風に言わないでって思ってるんですけどね。笑

 

 

でももしかしたらそんな感情が自然と同じ目線で話してくれている感覚にさせてくれていたのかもしれない。

常に対等でいてくれている。

 

 

これはこれで複雑な感情ではありますが、

こういう優しさの形もあるんだなと。

 

 

あくまで私の勝手な受け取り方ですが。

 

 

 

 

 

こういうところさえ愛おしく感じてしまうんですよ。

“推しメン”って偉大だなぁ。

 

 

 

 

ロマンスのスタート

 

推しメンの卒業が近づいてきた

日々思いだけが大きくなってきて、私の推しメンの素晴らしさを(半分は私が推しメンが大好きだということを)言葉にしたい欲求が止まらずブログを書くことにしました。

語彙力も表現力(?)もないただのおたくですがストレートな感情をそのまま言葉に出来たらなと思います☺️

 

 

 

引き寄せられた?

2年前の夏。48グループでの推しメンが卒業した私は完全に“ヲタク”という世界から離れようとしていた。(というか離れたかった笑)

友達と遊んだり、お洋服に興味を持ち始めたり普通の学生として(いやなんか語弊があるかもしれないけど)過ごしてた。もうアイドルを好きになることは絶対ないと思ってた。

 

 

 

でも日々の中に“好き”のない生活はどこかつまらなくて。

と言っても元々アイドルだった推しメンの立つステージは追いかけていたけど、やっぱり日々情報が溢れていたアイドルの世界にいる推しメンとはまた違くて。

刺激の少ない日々だったなと今振り返ると思う。

 

 

 

そんな中わたしの大好きなヲ友達たちが“乃木坂46”にハマっていっていた。

もうその頃には15thシングル「裸足でSummer」の発売時期。世間的にも人気が爆発し始めた頃。

存在はもちろん、表題曲は大体知っていたし、ヲタクあるあるだけど乃木どこや乃木中ぐらいは見ていた。

ある日その中でも仲の良いヲ友達(西野のななせちゃん推し)にバスラ@神宮に行かないかと誘ってもらった。

正直その時は、コンサートにお金を払うまで乃木坂46に興味はなかったものの大好きなヲ友達の大好きなグループだし、まいやんのガールズルールが観れるかも!ぐらいの気持ちで行くことに。

 

 

 

そして当日。

ヲタクって本能的にその場のノリでお金を使ってしまう癖があるんだと思う。ノリで推しタオルが欲しくなった。

でも肝心の「推しメン」がいない。

まあここは連番相手の推しメンこと西野七瀬ちゃんの推しタオルを買おう!となったんだけど売り切れ…

こうなったら普通は諦めると思うんだけどどうやらその時の自分は相当推しタオルが欲しかったらしい、ライブには必要だと思ったらしい。

 

 

“そうだ、気になるメンバーの推しタオルを買おう!!”

 

 

乃木中で情報を得ているわたしは気になるメンバーが1人だけいた。

そう、今の推しメンこと“能條愛未ちゃん”である。

信じてもらえないかもしれないけど、わたしの始まりはこの推しタオル1枚から始まったんだ。

 

 

本当に今思うと

“引き寄せられたんだ…”

と思っている。

 

 

なんで彼女なんだろうか。

応援したいと思う時って今までは何か決定的な出来事があったりしたんだけど、

あの大きな神宮球場で何かビビッときた瞬間があったかと聞かれるとその時点では正直何もなかったから。

 

 

もちろんその日のライブではどの曲に出演してるかも、サイリウムの色も分からなかったから

隣にいるヲ友達に教えてもらってやっと存在を確認していた。

でも気づけば目で必死に追っていた、探していた。

始めは冗談交じりだったんだけど、終わりには間違いなく“能條愛未”を探していた。

 

 

 

 

もしかしたら好きな人ができたかもしれない…

そんな感じぐらいの感覚。笑

 

 

 

会いに行く。

ライブが終わってから数日、まだ夏休みだった私はたらたらと携帯で“能條愛未”について調べ始めた。

過去のバラエティを漁ってみたり、どの曲を歌ってるとか、アンダーメンバーってなんだ?とか。

どうやらまだ握手券が売ってるらしいとか舞台に出るらしい(墓場女子高生)とか。

気づいたら会いに行くための準備をしていた。

 

 

 

 

チケットも握手券も買っていたのに年内はそれよりも優先したい予定ができてしまったり、体調を崩したりで結局会いに行くことはできなかった。

 

 

 

ただ元ヲタクはそれで終わったりしない。

(すごくかっこよく言い回してみた←)

1月に全握と個握を連日京都で開催するということで“京都旅行”と称してななせちゃん推しについて行くことに。

うむ、その時点で初回の握手が京都ってとこがまた私もおたくだなぁと思う(´-`).。oO笑

 

 

 

2017年1月14日、忘れもしない大雪。笑

初の全握、女性エリアに案内されたと思いきや、スタッフさんの案内ミスなのかなんなのかでめちゃくちゃ後ろのブロックに。もはやその時点で乃木坂ちゃんの存在を確認できていなかったよ…そのあと外で握手入場に3時間待機したの忘れないよ…

でもその先に乃木坂ちゃんがいると思ったらしんどかったけど頑張れたのでやっぱりアイドルって偉大。

 

 

中に入場し、目の前には人人人。

(その日は橋本奈々未さんのラスト全握だった。)

その隙間から一番はじめに見えたレーンが

“●第20レーン:中田花奈×能條愛未

だった。

周りのヲ友達に「やっぱ始めは推しメン(笑)に行って来なよ〜〜!」と背中を押されてレーンに並ぶことに。

そうまだこの時点では「気になる存在」だったから。

 

 

並びはなんと能條さんが先。

忘れもしない初めての握手。

レーンに女の子が少なかったからなのか、初めてきた人だと思っていたのか、珍しいものを見てるような表情で迎えてくれた(笑)

 

「ずっと会いたかったんです!会えて嬉しいです!」

 

本心だし全力で伝えたけどこんな言葉全握だったら決め台詞のように聞こえるだろうし、きっと伝えきれないなと思いつつその言葉しか思いつかなかった。

 

『えー本当に!ありがとう!嬉しいなあ。』

 

文字にすると定型文のようなやりとりに聞こえてしまうが、この瞬間から私は“能條愛未”という人に惹かれたんだ。

バラエティで活躍している姿とは全く違う。

一言で言うとめちゃくちゃ“いい女”。

見かけは近寄りがたい綺麗なお姉さん。

なのに話しはじめたら手を引いて顔を近づけて真っ直ぐな優しい目で感情がストレートに伝わってくる。何かどんどん話したくなるような、優しく全部を受け止めてくるれるような、ワクワクする雰囲気だった。

いい意味でも悪い意味でも素直で真っ直ぐな人なんだろうなと。

その後も抑えきれない感情が足を動かしてループしていた…(その時に券を譲ってくれた周りのお友達には感謝です…)

 

その日のうちに愛未ちゃんは認知とかそういうんではなくて会話の内容で“自分のファン”だと認識してくれたんだと思う。

そういう雰囲気を作って会話を進めてくれるところも好きになった理由の一つかもしれない。

 

その日のうちにモバイルメールを登録していた…

次の日の個別握手会の朝、京都のホテルでまるで好きな人から返信が返ってきたかのように

“おはよう”メールにときめいたのをめちゃくちゃ覚えてる。笑

 

 

前日に愛未ちゃんから名前を聞いてくれていたんだけど、正直なところ記憶力がいいとは思っていなかったので(テレビのイメージにしても失礼すぎる)色んなことに期待はしていかないとチラつくヲタクの心を抑えて、ただ会えることだけを楽しみに会場に向かっていた。

 

握手待ちの間、ほかのファンの方と話している姿を見て昨日とはまた違う“能條愛未”がいることに気づいた。

どこか頬は昨日よりも緩んでいて、構えることなくゆるーーーーい空間だった。

会う前にも人見知りだということは知っていたけどアイドルって大体握手会ではそんな一面すら見せないイメージだったからすごく人間らしくて安心した。笑(全力の褒め言葉)

そんなところも話す前から愛おしく感じてしまってる時点で私はもう能條愛未ちゃんが大好きだったのかもしれない。

 

1枚目、心臓が今にも出そうなぐらい緊張した。昨日より長く能條さんと話ができるという心の準備が全くできていなかった。

 

だがしかし、ブースに入るとそんな緊張も忘れるぐらい、真冬の朝につけるストーブぐらい急激にあったかい空間だった。笑

 

 

 

『あ!おはよー!ち、ち、ちはるちゃん!』

 

 

なんなんだ、この人は。

釣られるってこういうこと?

え、このアイドルすごくない?

見事な一本釣りでした。

その後に、

 

 

『なんか声昨日と違くない?どうした?』

 

ホテルで乾燥でやられてガサガサになった声も心配してくれたのよ。いや、連日とはいえよ、そんな昨日来たばっかのよくわからんやつの声まで覚えてくれてるなんて本当感動した。(そこ)

 

 

話していくうちにどんどん親近感というか

釣ろうとか可愛らしくとかは全く意識することなく、飾らない。

変な表現かもしれないけど同じ人間としてして対等に話してくれる感じがめちゃくちゃ好きだった。

無意識に釣られてたし、1秒1秒息してるだけでめちゃくちゃ可愛いんだけどね。

 

 

テレビで気になり、ライブで引き寄せられ、接触で惚れた。

 

 

 

「やばい…始まってしまった…」